木津川台店です。
先日、モーラスを中心とした貼付剤について、待合スペースを利用して勉強会を開きました。
久光製薬のMRを講師に招いて、モーラステープ・パップの用法の違い、腰への貼付のコツ、光過敏症についてなど説明していただき、各種治療薬についても理解を深めました。
テープ・パップの違いとして、水分を多く含むパップは、気化熱により患部を冷やすことにより急性炎症期に多く用いられる。一方テープは保温性があり、慢性疼痛に用いられています。また、テープは1日1回、パップの1日2回張替という用法の違いは、臨床試験結果からによる判断で、テープは2回張り替えても効果は1回と比べて差がなかったが、パップは2回張り替えにより効果が増す結果が得られたそうです。
腰等の背部への貼付は、支持フィルムを一度に剥がさず、真ん中のフィルムのみを剥がして患部中央に貼り、それから両端のフィルムを順に剥がしながら貼るとしわになりにくいそうです。
光過敏症とは、モーラスの有効成分ケトプロフェンが紫外線で変化した物質が体内のたんぱく質に結合して、それを体の免疫反応で異物と認識されてかぶれといったアレルギー反応が起こる副作用反応です。この副作用は、モーラスを使用しないようになっても1か月程度起こる可能性があり、注意が必要です。また、この副作用を知らない家族などにモーラスを譲渡しないようにすることも必要です。